料理人ぺぇの注文の多い定食屋「そっと」

vol.3 2019年7月1日


5月に続いてネタの話。
リピーターさんがときどき私のガイドに参加してくださいます。いつも来ていただいてありがたいことです。
ただそのリピーターさんに申し訳ないのは、私の話がいつも同じになってしまうことです。

リピーターさんだけならばともかく、初めてご参加のお客様がいらっしゃるとどうしても不特定多数の方に受けてもらえる定番のネタをやってしまいがちです。
そんな時きっとリピーターさんは「またこの話か」と思っているのではないかと思います。
「いつまでたってもこいつはうまくならねぇなぁ」とも。
ガイドの本質のネタではなく、”くすぐり”と呼ばれるクスッと笑って頂きたい部分のところなどは多分「知ってる知ってる、どうせこの後『我が家とは逆なんです』とか言うんだろ」と、心の中で思っているのではないかと思うと、それが気になって実力の半分も出せません。

「良いのよ。私忘れっぽいからいつも初めてのように聞いてるわよ。」なんて言って下さるリピーターさんもいらっしゃるのですが、きっとそれはその方の優しさなのでしょう。

もちろん常に新鮮なネタを用意するのがプロのガイドなのでしょう。でもそんな簡単にはネタは増えないので難しいです。

ガイド仲間の中では「定番で良いんだよ。それが一番お客さんに響いたからリピーターになるんだし・・・。」という人もいますが、なにかそれは良く夫婦げんかの原因になりがちな「釣り上げた魚にエサを与えない」的な感じがして自分の中でもやもやします。
だからできるだけ新しい素材(情報)を仕入れて、それを味付け(ネタとして使えるように)して、一品料理として『定食屋そっと』のメニューに加えたいのですが、A定食の小鉢が変わっただけのB定食、なんてことにいつもなっています。

それでも新しいメニューの探求は続けていきますので、定食屋そっとに足をお運びください。もしかすると、『これよかったら食べてみてください。』なんて裏メニューが出てくるかもしれませんので。