いいガイドの話

vol.4 2019年8月1日


今月はいいガイドについて。
 
もう30年も前の話。学生時代にガソリンスタンド(以下・GS)でアルバイトをしていました。私はこのGSでのアルバイトで働く事の喜びみたいなことを学んだ・・・なんてことはなく、今考えればいい加減なバイト小僧だったなぁ、と思っています。あの時お世話になったH所長さん、いろいろご迷惑をお掛けしてすみませんでした。
 
そのGSでのアルバイト時代。『ドライブウェイコンテスト』というものがありまして、今は少なくなったフルサービスのGSで、来店した車の誘導から挨拶、油種、給油量と支払方法の確認、給油、窓ふき、灰皿清掃、エンジンルームの点検、水抜き剤などのセールス、清算、誘導、挨拶、見送りまできちっと対応できているかのサービスを競うコンテストです。
 
実は私、このコンテストで東東京都大会2位になったことがあるんです。
1位ではなく2位というのが私らしい結果ですが、『車検の期日確認』さえ怠らなければ優勝だったと聞き、そこもまた私らしいです。

その後の本大会は社長ご夫妻も応援に来られたのに散々な結果。申し訳なくて帰りにご馳走になったお寿司の味も覚えていません。

それでもその情報はネットもない時代なのに瞬く間に広がり、『いいアルバイトがいるらしいねぇ』とGSに来店されるお客様が増えたりしたものです。
 
自然ガイドはこういうコンテストを行うのが難しい職種です。これとこれとこれができればいいガイド、というわけではありませんからね。
 
ではいいガイドとはどんなガイドでしょう。
 
それはお客様が決めることですよね。ツアー終了後にお客様が『参加して良かった』と思えばそれはすべていいガイドなわけです。極端なことを言えば何もしゃべらずにドングリを手に取って『ねっ。』というだけでも、お客様さえ満足すればそれはいいガイドとなるわけです。
 
100人のガイドがいれば、いいガイドのタイプも100通りあるわけですが、お客様が求めるものも様々なので参加者全員から100点を貰うのは難しいこと。この場合、全員から最低70点を貰うガイドをするのか、何人かのお客様からは100点以上を貰えて残りのお客様からは30点というガイドをするのか・・・。野球に例えれば首位打者狙いのバッターか、ホームランか三振かの長距離バッターか、と言ったところでしょうか。
監督の立場ならば首位打者がありがたいけれど、ホームランバッターの方が魅力がありますよね。たくさんガイドがいる事業所はそのあたりをまんべんなく揃えられれば強いチームが出来上がるでしょう。でもSOT!はガイドが一人だけしかいないので、やっぱり首位打者を狙いに行くしかないのかもしれません。
 
ただ『バントヒットで首位打者って言われてもなぁ。』という某後輩たちからの声が聴こえてきそうで怖いです。